<塾長ブログ>県立高校自己推薦型入試終了!入試制度に一言(◎_◎;)

2023-02-02
こんばんは!
塾長ブログです(^^)/

今回は「県立高校自己推薦型入試終了!
入試制度に一言(◎_◎;)」ということで、
まとめてみます!

まずは県立高校自己推薦型入試を受験した
中学3年生の皆さん、
本当にお疲れ様でした☆彡
手応えのあった人、なかった人、それぞれの感想があると
思いますが、受験が終わった以上合否は高校側の判断です。
気持ちを切り替えて次の準備を始めましょう!
今日はゆっくり休んでも構いませんので、
切り替えが大切です(^_-)-☆

さて、遅ればせながら自己推薦型入試の
倍率を確認しておきます!
昨年を超える高倍率の学校学科があり、
推薦入試は狭き門になってきた感じです。


宮崎県全体でみると推薦入試の倍率は1.69倍、
昨年度1.59倍から0.1倍増加しています。
人数にすると310名の増加でした。
自己推薦型入試になって2年目の今年。
昨年度よりも制度が浸透し、
誰でも受けられるなら受けてみようという
意識が高まったと考えることはできます。
推薦入試の活性化という意味では一定の成果
があったと判断できるかもしれません。

では宮崎市内で見るとどうでしょうか?
上の表の志願者で比較すると、
宮崎市内では2,101名の志願者がいます。
昨年度の1,907名から194名の増加です。
倍率でみても2.08倍と昨年度の1.92倍から
増加しています。
やはり全体的に志願者増になっています。

ここで視点を変えて比べてみます。

宮崎市内の進学系高校と実業系高校で分けて
比較してみましょう!


進学系の合計のみで表にしてみました(^^)
宮崎市内で見ると、
進学系の志願者は昨対で156名増加💦
宮崎市内で194名増加した志願者のなんと
80.4%が進学系ということになります。

宮崎県はもともと他県に比べて進学系志願者
の割合が多い県と言われていますが、
この推薦志願者数の増加状況をみると、
進学系の増加率は非常に高いです(;゚Д゚)

これは昨年度県立高校一般入試でみると
進学系定員930名に対して976名、
倍率1.05倍と定員より志願者が多いことも
要因の一つだと思います。
一般入試で不合格が出る入試だからこそ、
自己推薦型入試でチャンスが増えるなら
2回受験してどちらかで合格を勝ち取りたい
という心理が働くと思います。

一方で実業系高校ではどうでしょうか?


こちらは志願者でみるとわずか38名の増加
に留まっています。
宮崎市内の志願者194名増加に対して19.6%
と厳しい結果です。

昨年度の県立高校一般入試の宮崎市内の実業
系高校の状況をみると、定員654名に対して
志願者537名と大きく定員を割っています。
倍率にすると0.82倍です。
この状況なら無理して推薦を受けなくても
合格できると判断するケースもあるでしょう。

特に宮崎市の状況でみると、県立高校入試を
活性化させるなら、低倍率な実業系の学科を
縮小していくことは避けられない気がします。

もちろんいろいろな問題があって簡単に定員
を減らせない状況も十分理解していますが💦


また話は変わりますが、「自己推薦型」とい
う入試のネーミングを変えてほしいという思
いがあります(>_<)

宮崎県で「推薦入試」といえば、長く「学校
推薦型」で行ってきました。
そのため「推薦入試は合格しやすい」という
イメージが付きまとっています(~_~メ)
しかし実情は今回の資料の通り非常に高倍率
で「合格しにくい」入試です。
今年の宮崎大学前期試験の入試倍率は2.6倍
ですΣ(・ω・ノ)ノ!
大学入試より高倍率になっている高校・学科
がありますよね💦
そのくらい難しいのです。

イメージと実情が合っていないと思うので
「総合型選抜入試」とか「特色型入試」など
「推薦」というワードを外したらどうかと
思います。

どうしても「推薦」を残したいなら、「学
校推薦型」を復活させてはどうでしょうか?

福岡県では「特色化入試」「学校推薦」そし
て「一般入試」と3度のチャンスがあります。
様々な課題はありますが、宮崎の子どもたち
の成長につながるものなら検討することも
アリだと思います。

ただ入試の方法が増えると、入試のスタート
時期も早くなるので、子どもたちの負担を考
えると難しい問題だと思います。

いかがでしょうか?
本日が県立高校自己推薦型入試、そして今回
がソクラホームページリニューアル一発目の
ブログということで気合い十分の長文になり
ました(笑)

以上、今週の塾長ブログでした(^.^)/~~~


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