こんにちは!
塾長ブログです(^^)/
今回は気になる記事がありましたのでご紹介です!
宮崎県の県立高校普通科でも実施されている「朝課外」☆彡
学校によっては「0限目」ともいわれる課外授業ですが、
実はコレ、九州の高校の特徴で、全国的なものではないという事実💦
まずは毎日新聞の記事からご紹介です(^^)
九州の高校で続く「朝課外」 記事に反響、宮崎県でも廃止の動き
九州の公立高校で実施されている「朝課外」ですが、
1960年代後半からスタートしているようです!
背景としては、当時、都市部に比べて九州は予備校や学習塾が少なく、
大学入試で不利になるということでスタートしました。
予備校や学習塾に比べて安価な設定で、
経済的に厳しいご家庭でも参加できるように配慮されていました。
朝課外の運営主体はPTAです。
PTA(保護者)側から学校に補習(朝課外)を依頼して、
毎年協議して保護者の依頼を了承して教師を派遣するという流れです。
そのため、PTAは教師に所定の手当てを支払うことになります。
朝課外は原則として「選択制」で、授業としては行わず、
教科書を使用しないことになっています。
しかし実際は集団の論理で「全員参加」の風潮が強く、
授業進度確保のために教科書で授業を進めていたケースも過去にはあるようです。
この点についてはメディアでも取り上げられ、
「九州人の常識は非常識だった?」として紹介されています(^^;)
“九州人の常識”は非常識だった?県議も驚いた高校の“朝課外”に廃止の動きが…
この中では「朝課外の問題点」として5点の指摘がありました。
●早朝から夕方まで生徒・教師への負担が大きい。
●表向きは希望制だが実質義務化
●課外補習だが正規の授業の一環にも
●学習効果があるのか不明
●ICT教育、主体的な学び重視の時代にそぐわない
多様化する子どもたちを取り巻く状況に加えて、
コロナ禍による急速なICT教育の普及などを考えると、
全員一律に行う「朝授業」は時代に合わないのかもしれません💦
また、静岡県の私立高校では「教職員がストライキ」というニュースも(;゚Д゚)
教職員がストライキ 授業取りやめ
原因は学校の経営難による賃金の未払いとのことですが、
近年囁かれる「教職員の働き方改革」は待ったなしの状況だと思います!
今回はニュース記事から「九州の公立高校の朝課外の実態」を事例に、
当たり前と感じていることが当たり前でないということ。
そして「教職員がストライキ」という事例から、
「教職員の働き方改革」についてご紹介しました(◎_◎;)
私も「朝課外」は何の疑いもなく参加してきた世代です。
「コロナ禍」「ウクライナ侵攻」のような世の中の大きな変化によって、
これまでの「当たり前」を考え直す機会が増えていくと思います。
そしてその変化を受け入れて、
「新しいカタチ」を作り出せる人が評価される時代になると思います。
そんな時代の転換点。
今回紹介した記事についても賛否両論、
様々なご意見があると思いますが、
未来のある子どもたちにとってより良いカタチになっていくことを
願いたいと思います。
以上、今週の塾長ブログでした(^.^)/~~~
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