皆さんこんにちは!
指先が冷えるようなしんとした冷たさが続いています。
タイトルの言葉は物理学者で随筆家の中谷宇吉郎(なかやうきちろう 1900~1962年)が
自身の随筆の中で書き残したものです。
中谷は当時の東京帝国大学理学部を卒業したのち、
理化学研究所での任を経てイギリスに留学し、
帰国後は北海道大学理学部で雪と氷の研究を行いました。
中谷の研究は雪の結晶、永久凍土、着氷防止の技術などで多くの功績を残し
世界で初となる人工雪の製作に成功しました。
また、人々に科学の知識を分かりやすく伝えるため、積極的に随筆を書き残しました。
自身の学生生活を振り返って書いた随筆
『寺田先生の追憶』(青空文庫)の中で中谷は
「わが師、わが友として、最も影響を受けた人たちと言えば、
物心がついてから今日まで、私が個人的に接触したすべての人が、師であり友であった。
どういう人でも、よく見れば必ず長所があるので、その点を表立てて見ることにすれば、
自分の接触する人は誰でも師であり、友であると、
この頃私はかなり自然にそういう気持になっている。」
と表しています。
どんな人であっても優れたところをもっているため
積極的に学びを得て、友人のように接していくことを中谷は重視しました。
周囲の人を評価して、何かを学び取ることは
非常に重要なことであると感じます。
自分にとって出来ないことでも、相手にとっては得意分野であるということは
ごく普通に起こることです。
そういったときに相手に嫉妬して遠ざけたりするのではなく
出来ていることを素直に評価して
親しみをもって教えてもらうことを
私達は忘れてはならないと思います。
自分の周囲の人達全員が先生であり、友人でもあるという気持ちで
生徒達には学んでいってもらえればと思います。
来週宮崎市内の私立高校では入学試験が行われる予定です。
潮見校でも多くの高校受験生が
自主的に教室まで足を運んで自習に取り組んでいます。
コロナウイルスの影響で落ち着かない状況下での入試となりますが
受験生全員が自信をもって試験に臨めることを願っています。
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